ゴールデンウィークに突入した日本では、東京都が「ステイ・ホーム週間」として自宅に留まるよう呼びかけるなど新型コロナウイルス感染拡大を食い止めるために外出自粛が全国各地で呼び掛けられています。

ここロサンゼルス(LA)ではすでにステイ・ホームは6週間を超えており、今後も5月15日まで続く予定です。もちろん、ハリウッドセレブたちも不要不急の外出を控え、自宅での自主隔離生活を送っています。そんな中、多くのセレブたちがこの危機的状況を共に乗り越えようと、外出自粛を呼びかけたり、医療従事者に感謝の言葉を述べたり、自身の自主隔離生活を公開したりとSNSで様々なメッセージを発信しています。今年のゴールデンウィークは、自宅でゆっくりハリウッドセレブ流の自主隔離生活やメッセージをSNSでチェックしてみてはどうでしょう。


●ジョニー・デップがついにSNSデビュー

あのジョニー・デップがパンデミックをきっかけになんとインスタグラムをスタートさせ、晴れてSNSデビューを果たしました。たくさんのキャンドルに囲まれてベンチに座る写真と共に「皆さんこんにちは。今、撮影しているので少し待っていてね」と初コメントを投稿してファンを喜ばせた数時間後に、8分間に渡る動画を公開。「自主隔離生活を自分自身や人々のためになる何かをクリエイトする時間にして下さい。誰かの日常を明るくするために役に立つと思うことはなんでもやって下さい。絵を描く、(本など)読む、学ぶ、携帯電話で映画を作る、楽器を演奏したり学んだり」と、有意義に自宅待機生活を送るよう励ましのメッセージを送っています。

ジョニー・デップ
ジョニー・デップ

●ジョン・クラシンスキーの明るいニュース番組

映画「クワイエット・プレイス」シリーズで知られる俳優で映画監督のジョン・クラシンスキーは、自宅待機生活を送る人々が明るくなるニュースを届ける番組「サム・グッド・ニュース」をYouTubeで配信。番組にはリモートで大物セレブも度々サプライズ出演しており、あのブラッド・ピットがお天気キャスターとして自宅のベランダから空を見上げて一瞬登場したり、ビリー・アイリッシュやジョナサン・ブラザーズがパフォーマンスをするなどファンを喜ばせています。

●ジャック・ブラックが隔離ダンスを披露

「ジュマンジ」シリーズや「カンフーパンダ」(08年)「スクール・オブ・ロック」(03年)などで知られる人気コメディ俳優ジャック・ブラックは、TikTok(ティックトック)に上半身裸で短パンにカウボーイハットとカウボーイブーツ姿で「クアランティン(隔離)ダンス」と称するコミカルな踊りをする動画を投稿。太鼓腹を揺らしながら足を高く蹴り上げ、ジャンプし、コサックダンスのような軽快な動きで踊る姿は、家で退屈する人たちを多いに楽しませてくれました。

●ジャスティン・ビーバーはインスタでライブ配信

生まれ故郷カナダで妻でモデルのヘイリー・ビーバーと共に自主隔離生活を送っているジャスティン・ビーバーは、インスタグラムのライブ配信で様々なセレブたちと共演しながら動画を配信しています。先月末にはスパイダーマン役で知られるトム・ホランドも登場するなど、毎回ファンを楽しませています。他にも風呂場で入浴するヘイリーを自らが撮影した写真を公開したり、TikTokに夫妻で踊る動画なども投稿しています。

●元夫婦が一緒に自主隔離する生活を公開

20年前に離婚しているブルース・ウィリスとデミ・ムーアは、3人の娘たちとそれぞれの恋人と共にパンデミックの中、大家族で共同生活を送る様子をSNSで公開。お揃いのパジャマを着てリビングでポーズを取る写真や、ウィリスが三女の髪をバリカンで刈る動画など仲良し一家のユニークな自主隔離生活を公開しています。

●アーノルド・シュワルツェネッガー流自宅待機の呼びかけ

元カリフォルニア知事のアーノルド・シュワルツェネッガーは、愛犬と一緒に正しい手の洗い方を伝授したり、自宅の食卓でペットのミニチュアホースとドンキーに野菜を食べさせながら、「レストランに行くなんて考えちゃだめだ。家に留まることが重要」と自宅待機を呼び掛ける動画を公開。さらに自宅のジャグジーで優雅に葉巻を吸いながら外出しないよう呼びかけてみたりと、様々なメッセージを発信しています。

●ピローチャレンジに挑戦するセレブたち

自宅待機中のセレブたちの間で流行っているのが、枕をドレスに見立てて体にあててベルトをしてドレスアップした風な写真をSNSに投稿する「ピローチャレンジ」。アン・ハサウェイはブレイクするきっかけとなった「プリティ・プリンセス」(01年)をオマージュして、ブルーの枕に白い枕2つを重ね合わせて、ヘッドフォンとサングラス、ブーツのコーディネートを投稿。他にもハル・ベリーはネイビー色の枕にスタッズベルト、ハイヒールを合わせて引き締まった筋肉美を披露するなど、インスタでは世界中のセレブたちの#PillowChallengeを楽しむことができます。

●#IStayHomeForチャレンジに参加するセレブたち

何のため、誰のために自宅待機するのか、一人ひとりができる行動に挑戦する輪も広がっています。マライア・キャリーは、「愛する人、医療従事者、世界皆のため」に自主隔離すると投稿。デビッド・ベッカムは「VB(ビクトリア・ベッカム)と子供たちのため」、エフ・ファニングは「おばあちゃんのため」などと多くのセレブが、大切な人たちのために家に留まると投稿しています。