「坂道の火曜日」は先週に引き続き日向坂46潮紗理菜(21)加藤史帆(21)の登場です。8月28日にグループ初写真集「立ち漕ぎ」(新潮社)が発売。見た人を幸せにする「ハッピーオーラ」や、仲の良い「青春感」など、グループの強みについて語ります。

「写真集見てね…」と話す日向坂46の潮紗理菜(左)と加藤史帆(撮影・酒井清司)
「写真集見てね…」と話す日向坂46の潮紗理菜(左)と加藤史帆(撮影・酒井清司)

改名前のけやき坂46(ひらがなけやき)時代から、「ハッピーオーラ」を武器にファンを獲得してきた。今年3月に日向坂46としてシングル「キュン」でデビューして以降、「青春感」も新たな魅力として加わりつつある。沖縄で撮影した写真集「立ち漕ぎ」にも青春感あふれるカットが多数掲載されている。潮は「学生時代に戻ったような気分で、すごくはしゃぎました」、加藤も「もう1回青春をしている感じ」と話す。

「写真集見てね…」と話す日向坂46の潮紗理菜(撮影・酒井清司)
「写真集見てね…」と話す日向坂46の潮紗理菜(撮影・酒井清司)

メンバーの仲の良さも大きな魅力の1つだ。最近は「両手を広げて『がおー』とポーズして、相手をどれだけイラッとさせるかを競う遊び」がはやっているという。潮は「これが、めちゃくちゃ盛り上がるんですよ!」とアピールする。「考案者の(渡邉)美穂が一番強いんです。よく対決しますけど、勝てない。超強いです」と笑う。

日向坂46のファンは「おひさま」と呼ばれる。潮は「私たちだけじゃ、グループは成立しない。ファンの方々のおかげで、私たちは成長できています」としみじみ言う。加藤は「ひらがな時代の全国ツアーで、違う会場に同じ人が来てくださったりしたんです。心が折れそうになった時も助けられました。その感謝は絶対に忘れません」と力を込める。

「写真集見てね…」と日向坂46の加藤史帆(撮影・酒井清司)
「写真集見てね…」と日向坂46の加藤史帆(撮影・酒井清司)

今では坂道シリーズの中でも個性を発揮し、存在感を確立しつつある。それでも、加藤は「今はとにかく、乃木坂さんと欅坂さんのレベルに追いつきたい。音楽番組とかに出演できるのも先輩たちの存在があってこそ。まだ赤ちゃんです」と謙虚に語る。潮も「まだ坂道シリーズに日向坂があると知らない方もいらっしゃると感じます。ひらがな時代を忘れず、いちから頑張って、独り立ちできるようになりたいです」と誓った。【横山慧】(おわり)

◆潮紗理菜(うしお・さりな)1997年(平9)12月26日、神奈川県生まれ。16年5月、けやき坂46に1期生として加入。愛称「なっちょ」「サリマカシー」。特技は子供の頃住んでいたインドネシアの子守歌。157センチ。血液型O。

◆加藤史帆(かとう・しほ)1998年(平10)2月2日、東京都生まれ。16年5月、けやき坂46に1期生として加入。愛称「かとし」「としちゃん」。今年2月からファッション誌「CanCam」専属モデル。160センチ。血液型A。

(8月27日付紙面に掲載したものです)