耳の不調でライブ活動無期限休止を発表した氷室京介(55)のファイナルライブ「LAST GIGS」が23日、東京ドームで開催された。

 開始予定時間になると、会場から期待を込めるような大きな手拍子が起きた。ステージ中央にスポットライトが当たると、右手を高々と突き上げた氷室がいた。「ハロー、東京ドーム。最後の夜だぜ!」。BOφWY時代の楽曲「DREAMIN’」からスタートさせた。

 ファイナルライブは約30万人以上を動員する4大ドームツアーとして敢行した。大阪、名古屋、福岡と回り、21日から東京ドームで3日間公演を開催。連日、超満員の5万5000人を集めた。

 ライブは3時間20分にわたり、35曲を披露。アンコールは3回にも及んだ。「東京ドームは大好きで、何回も区切りをやらせてもらったけど、今日のドームが最高だぜ」と絶叫。ラストソングはBOφWYの大ヒット曲「B・BLUE」。ファンも大合唱した。「I LOVE YOU!」という言葉で、ファイナルライブを締めくくった。

 氷室は14年7月のソロ25周年ツアー中、耳の不調を理由にライブ活動無期限休止を発表した。しばらくオフを取るが、音楽制作は続ける予定。