女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の23日放送の第120話が20・8%、24日放送の第121話が19・2%(ともに関東地区)だったことが26日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第114話の22・5%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 あらすじは、つばき(水上京香)は許婚と結婚する前に隼也(成田凌)にきちんとお別れをしたかったと、てん(葵わかな)に打ち明ける。風太(浜田岳)は、つばきが北村笑店の取引先である中之島銀行の頭取の娘だと知り激怒、引き離そうとする。そこでてんは気を利かし、2人にとって最後になるかもしれない夕飯を誘い食事の支度を始める。そして3人で食卓を囲みひとときの幸せな時間を過ごした。その後、隼也は渡し忘れた椿の花を模したネックレスを渡すと、つばきは「宝物にします。いつか(ショウを)見に行きますから」と涙し約束した。隼也とつばきはお互い好きという思いのまま別れ、てんは隼也が北村笑店の跡継ぎとして正しい判断をしたと安心するが…。一方、四郎(松尾諭)とリリコ(広瀬アリス)は、何も進展もない状況だったが意を決して四郎が告白しようとする。するとリリコは「恋仲になってもいい」と告げ、四郎は驚き歓喜の大声をあげる、という内容だった。