声優の田村ゆかりと田村奈央が、出演中のテレビ朝日系アニメ「HUGっと! プリキュア」(日曜午前8時半)で新たなプリキュアを演じることが15日、分かった。奈央がキュアマシェリこと愛崎えみる、ゆかりがキュアアムールことルールーを演じる。17日放送の第20話から登場するに当たり、2人がニッカンスポーツコムなどにコメントを寄せた。主な一問一答は、次の通り。
-憧れのプリキュアを演じることは昔から夢見ていた?
田村奈央(以下奈央) 私の幼少期は「美少女戦士セーラームーン」が大人気で、もちろん私も毎週、楽しみにしていました。セーラームーンには「女の子が変身して仲間と一緒に協力しながら頑張る」、「悩んだり落ち込んだりする時もあるけれど、それを乗り越えて1歩1歩自分らしく前に進んでいく」要素がたっぷり詰まっています。それらの要素が満載の女の子向けアニメの代表である「プリキュアシリーズ」に、私も、いつか携わりたいという強い思いがありました。
-15周年を迎えたプリキュアシリーズは、女性声優にとって、誰もが憧れる作品でありシリーズ。ご自身にとって、どういうものか?
田村ゆかり(以下ゆかり)シリーズとして名前は知っている作品でしたが、オーディションを受けさせていただいたのが2回目だったので、あまり縁のない遠い世界の作品だと思っていました。今回関わらせて頂いて初めてオンエアをちゃんと見たのですが、大人も楽しめるすてきな作品だと思いました。
-演じる役の魅力
奈央 何事にも一生懸命で空回りしてしまう時もありますが、そこが、えみるのかわいさでもあります。自分に何か出来ることはないかな? と必死に考えて頑張る姿は演じている私も見習わなきゃなと思います。かわいらしい見た目とは裏腹に、あの激しいギター演奏には驚かされました! カッコかわいいです!
ゆかり 大人びた容姿ですが、生まれたばかりの赤ちゃんのように純粋で、だけど、母のように慈愛に満ちている優しいところ。クライアス社にいた時より表情も豊かになって、とてもかわいらしいです。
-えみるは親友のルールーとの関係性にも注目。一緒にプリキュアになったルールーとの関係を、どう演じていきたいか?
奈央 えみるとルールーの関係性は第18話で一気に縮まりましたよね。18話のエンディングの演出もすばらしくて、涙が出てきました。えみるのルールーを思う心を大事にして演じていきたいです。
-敵だったが、プリキュア側に“改心”したたルールー。どういう気持ちで、これからプリキュアを演じていきたいか?
ゆかり 「心」が分からなかったルールーに、(主人公の野乃)はなやえみる達が気持ちをぶつけて接してくれたおかげで、心を動かされました。アンドロイドですが、人間として生まれたての気持ちで1歩ずつ前を向いて演じて行きたいです。
-演じて共感できたところは?
奈央 えみるほどではないのですが、〇〇したら〇〇になって〇〇なるかもしれない・・・!そうなったら大変!! と考え過ぎてしまうところがあるので、そうなってしまうえみるの気持ちも分からなくはないなぁと思います(笑い)
ゆかり 自分に自信が持てなくて悩んでしまうところは共感できました。えみるやはなをはじめとするいろいろな人に接することにより、前向きになっていく彼女がうらやましいなと思いました。
-アフレコ現場のエピソードを…
奈央 私は9話からの登場だったので、ちゃんと輪の中に入っていけるかドキドキしていました。ですが、そんな心配は吹っ飛んでしまうくらい、はぐプリチームは温かくて居心地の良い現場です。たまに、えみるの「〇〇なのです!」というキャラまねを、キャストさんやスタッフさんがしてくださったりしています(笑い)プリキュアのアフレコは、当日初めて映像を見てお芝居するのですが、セリフのボールドが合わず苦戦していた時、ゆかりんさん(ゆかり)が、えみるのせりふもチェックしてくださっていて、アドバイスを頂いたのが記憶に新しいです。席も隣なので収録の合間にたわいのないお話をしています。
ゆかり 他の作品に比べ長丁場なので、差し入れがたくさんあることが多いのですが、みんなでワイワイしながらお菓子を食べてる時がとても楽しいです。どうやら私はお菓子を頂くととても笑顔になるらしいのですが、必ずボロボロとこぼして自分の周りだけゴミだらけになっています。
-プリキュアシリーズの魅力は?
奈央 女の子が変身して仲間と一緒に協力しながら頑張る。悩んだり落ち込んだりする時もあるけれど、それを乗り越えて1歩1歩自分らしく前に進んでいく。どちらの要素もたっぷりつまったお話が私も幼少の頃大好きで、毎週楽しみにしながら過ごしていました。変身ポーズも見よう見まねでやっていたのを覚えています。プリキュアシリーズはそれらの要素が満載です。見てて下さっている皆さんがアスパワワでいっぱいになる、そんな魅力的な作品だと思います。
ゆかり 今回関わらせていただいて初めてちゃんと見たのですが、大人が見ても楽しめるし、きゅんとする、とても夢のあるすてきな作品だと思います。