泉谷しげる(70)が3日、都内で自らがプロデュースした駅弁「驛(えき)~福島応援弁当」発表会見に出席した。

大の駅弁好きという泉谷が、今回は直接福島を訪れ、食材選びを行った。「有名人とかタレントのプロデュース弁当って誰が食べるの? っていうのが正直なところなんだけど、今回は福島を応援するという企画ということで、やってみるか! ってね」。掛け紙と呼ばれる包装紙のデザインも手掛け「弁当は平置きなので、どこから見ても文字が浮き出るようにした。赤の色も、印刷では出せないものにした」とこだわりを明かした。

東日本大震災以降、毎年のように福島を訪れ、ストリートライブなども行ってきた。いまだに風評被害もあり「復興は何十年もかかるもの。福島の食べ物のおいしさはどんな形でも伝えていきたかった」と話しつつ「でも本当はシークレットが良かったな。俺の名前が出たら売り上げが下がっちゃうだろ」と泉谷節も交えた。

泉谷自身も、移動の際は必ず駅弁を食べるといい「すき焼き弁当は必ず食べる。売り切れたり、用意がないとそれだけで一気に機嫌が悪くなる」。ライブ会場やテレビ局などでも、弁当が用意されることが多いというが「テレビ局もこれからこれを出すように! 駅弁が出てくるっておもしろくない? 出演者の評判で、上位に食い込みたい」と意欲的だった。

同弁当は、今月7~8日に東京・日比谷公園で行われる「鉄道フェスティバル」で先行販売され、順次各駅などで発売予定。