女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の19日に放送された第17話の平均視聴率が22・4%、20日放送の第18話が21・0%(ともに関東地区)だったことが22日、ビデオリサーチの調べで分かった。初回視聴率は23・8%を記録していた。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、萬平(長谷川博己)を救うために奔走する福子(安藤サクラ)。世良(桐谷健太)も萬平を救うため加地谷(片岡愛之助)が萬平と共同経営する会社に足を運ぶと、そこで横流ししたのが加地谷であることを会社仲間から聞いた。同じ頃、加地谷は憲兵と相談していた。萬平が憲兵に屈せず自白をしないことに加地谷は焦っていた。自分の悪事が出ないように萬平を殺すしかないと考えていた。そんな時、商工会会長の三田村亮蔵(橋爪功)が世良とともに元陸軍大将と会っていた。そこで悪事の真相を話し、萬平の釈放をお願いした。そして萬平が無事に釈放され、加地谷は行方をくらました。

1週間が過ぎ、憔悴した萬平の元に福子は毎日弁当を持って足を運んだ。そして萬平は少しずつ体調を戻していった。日を追うごとに、お互いが結婚したいという気持ちも強くなっていった。

一方、母の鈴(松坂慶子)は、いろいろな理由をつけて結婚を反対していた。そんな中、萬平は鈴の所へ向かい「福子さんと結婚させて下さい」とお願いした。すると鈴は萬平の覚悟を見極めた上で承諾し、晴れて結婚できる事になった、という内容だった。