10日に放送された俳優野村周平(24)主演のフジテレビ系連続ドラマ「結婚相手は抽選で」(土曜午後11時40分)第6話の平均視聴率が3・0%(ビデオリサーチ、関東地区)だったことが12日、分かった。前週の2・8%から0・2ポイント、アップした。

初回から視聴率は2・8、3・4、2・8、3・2、2・8%。

野村が演じるのはオタクで、過度の潔癖性で、女性に全くモテない26歳のシステムエンジニア宮坂龍彦。ところが、少子化対策のために「抽選見合い結婚法」が制定され、25歳から39歳の独身男女は、抽選でお見合いをしなくてはならなくなった。そして、3回断るとテロ撲滅隊の支援に行かなくてはならないのだった。

母親に頼られて引きずられる看護師・鈴掛好美を演じる佐津川愛美(30)は、自身の結婚について「今すぐ結婚したいという気持ちが正直あまりないんです。でも、もし結婚して相手の方から『仕事を辞めて欲しい』と言われたら、私は辞めてしまいそうなので、お互いに自分の世界を持っている人がいいですね。旦那さんの人生と私の人生を尊重し合えるような方がいいかな」と話している。

第6話では、龍彦(野村)は、友人の北風(松本享恭)からゲイであることを打ち明けられ、LGBTについて真剣に調べはじめる。北風のゲイの友人である劇団の主宰者・広瀬(内田健司)にも会い、性的マイノリティーの社会的現状について教えられる龍彦。それは「抽選見合い結婚法」での被害者をこれ以上増やさないよう「抽選見合い結婚法 改定案 上申書」を作成するためだった。

そんな中、冬村奈々(高梨臨)は、龍彦と最後に会ってから、1週間以上連絡がないことにどこかいら立っていた。そして、幼い頃に亡くなった母親との思い出が詰まった自宅をリフォームするという祖母・紅子(冨田恵子)の言葉に激しく動揺する。

一方、銀林嵐望(大谷亮平)から、「お母さんに、紹介して欲しい」と告げられた好美(佐津川)は一抹の不安を感じながらも、母・あき恵(山口美也子)を東京に呼び寄せた。嵐望を交えた食事会の日、「好美さんとの結婚、許していただけませんでしょうか」と言った嵐望に、その場では承諾したあき恵。しかし好美には、「あの男は信用できん」と、好美から結婚を断るようにと言うのだった。