乃木坂46のデビュー7周年を記念した「乃木坂46 7th YEAR BIRTHDAY LIVE」の2日目公演が22日、京セラドーム大阪で行われた。

12年2月22日に「ぐるぐるカーテン」でデビューし、この日はデビュー7周年記念日。3時間弱にわたって50曲近くパフォーマンスし、ファン5万人から祝福された。

冒頭、スケジュールの都合で前日の初日公演を欠席していた生田絵梨花(22)が初登場した。1曲目のセンター曲「何度目の青空か?」で、ワイヤーにつるされて上空を行き来する演出「3Dフライング」に挑戦し、青色のペンライトの光でいっぱいになったアリーナの上を飛び回った。さらに、ソロ曲「あなたのために弾きたい」では、ピアノの弾き語りで、ミュージカルでも活躍する自慢の歌唱力を披露した。

キャプテン桜井玲香(24)が「皆さん、2月22日が何の日がおわかりですよね? 乃木坂7歳の誕生日です!」と叫び、会場全体でバースデーソングを歌った。

途中のトークでは、星野みなみ(21)がほっこりエピソードを明かした。「今日はお父さんとお母さんが来てくれているんです。お母さんは、『みーちゃんのタオル買うよ』って、(グッズの)物販に並んだみたいなんだけど、売り切れちゃったらしいの。落ち込んでました」。「皆さん、お母さんが買えなかった分のタオルだよ、って感じで、私のタオル持ち上げてください」と呼びかけ、笑いを誘った。

前日の初日公演でライブに初参加した4期生11人が、この日も登場した。卒業した深川麻衣(27)センターの「ハルジオンが咲く頃」と、引退した橋本奈々未さん(26)のソロ曲「ないものねだり」を歌った。11人が1人ずつ自己紹介したが、掛橋沙耶香(16)は涙で声を詰まらせた。新内眞衣(27)から「ゆっくりでいいよ」とフォローされると、「ダンスも苦手で、すごく不安だったんですけど、このサイリウムのきれいな景色が勇気づけてくれて、すごくうれしくて。これからも頑張るので、応援よろしくお願いします」と泣きながら誓った。

4期生のトークが終わると、グループ最年長の新内と、最年少の筒井あやめ(14)の13歳差コンビで、「次の曲、どうぞ!」と進行した。

昨年末をもってグループを卒業し、24日に卒業コンサートを控える西野七瀬(24)は、前日21日の初日公演にサプライズ出演していたが、この日は本編で登場しなかった。だが、アンコール開けにソロ曲「もう少しの夢」のイントロが流れると、ステージ後方から人影が現れた。誰が登場したのか察したファン5万人が熱狂する中、西野が笑顔を見せた。アリーナの花道を歩きながら歌い終えると、ぺこりとお辞儀をして、笑顔で左手を振り、会場を沸かせた。

アンコールでは、梅澤美波(20)が「昨日、1期生や2期生の方のステージを裏でモニターで見ていて、本当にかっこよくて」と振り返った。「いつも先輩方の背中を見て学ぶことが多くて。今回のライブであらためて、私たち後輩がもっと先輩たちに追いつかないといけない、と思いました」と誓った。桜井からは「私たちも3期生にめちゃくちゃ助けられているので、これからもよろしくお願いします」と感謝された。

続いて生田は「久々に参加させてもらって、あらためて乃木坂ってものすごいな、って痛感しました。私たちがすごいんじゃなくて、皆さんがこんなに大きな愛とかエネルギーをくださって。そのありがたさを感じられて、乃木坂の一員でよかったなとあらためて思いました」と感謝し、笑顔を見せた。

4月17日に4枚目アルバムを発売することが発表され、桜井は「本当に皆さんに支えられています。またすてきな作品ができると思いますので、ワクワクしながら待っていてください!」とアピールした。ラストは「今日、乃木坂46が7歳の誕生日を迎えて、8年目のスタートを切ることができました。メンバーたちも一生の思い出を刻むことができたと思います。乃木坂46はこれからもいろいろあると思いますが、みんなで力を合わせて、皆さんのお力を借りて、より大きくなっていきたいと思います」とスピーチ。大歓声を浴びた。