女優の上白石萌音(21)が20日、ピアニスト福間洸太朗(37)による伴奏で、フランス作曲家エリック・サティの1900年のシャンソン「ジュ・トゥ・ヴ」の歌声をフランス語で披露した。

横浜美術館開館30周年記念「オランジュリー美術館コレクション ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」記者会見に登場した上白石。CMなどでも有名な同曲を流ちょうなフランス語で歌い上げると「緊張しました~」とホッとした様子で語った。

上白石は「初めてフランス語で歌を歌うこともあって。何と言っても福間さんがお弾きになっている。先ほど初めてお会いして合わせて、ド緊張だったんですけど、フランス語もご指導もたくさんいただいて、なんとか歌えました」。福間氏からは「いい表情で前を向いていた。フランス語もバッチリでした」と絶賛された上白石は「直前までご練習していて、福間さんフランスにいらっしゃったので、発音をチェックしていただきました」と照れ笑いを浮かべた。

上白石は美術館巡りが趣味であることから、同展で「夢だった」という音声ガイドナビゲーターに起用された。目玉作品のひとつ、ルノワール「ピアノを弾く少女たち」については、妹上白石萌歌(19)の話題も。「妹と2人でピアニストの役をやったことがありまして、その時にその絵を見てすてきだな、インスピレーションをもらったので、今回ようやく会えた、という気持ちになりました」と笑顔を見せた。

福間は「ピアノを弾く少女たち」に描かれたプレイエル社が、同時代に制作したピアノで演奏。同社のピアノは100万円以上で取引されることも多い。