関ジャニ∞丸山隆平(36)が、来年放送予定のWOWOW連続ドラマ「大江戸グレートジャーニー ~ザ・お伊勢参り~」に主演することが14日、分かった。07年のTBS系ドラマ「輪違屋糸里 ~女たちの新撰組~」以来13年ぶりの時代劇出演で、6年ぶりの連ドラ主演。伊勢神宮を目指す江戸のダメ男を演じる。

ドラマの舞台は1830年(天保元)。かつては伝説の賭博師と呼ばれた辰五郎(丸山)がすっかりツキに見放され、多額の借金を背負う。金なし、運なし、人徳なしのダメ男だが、ひょんなことから長屋の代表としてお伊勢参りに出発することに。妙な人々との出会いを経て、ハプニングやトラブルに見舞われながら、伊勢神宮を目指す。

同作では、原作・脚本の土橋章宏氏と本木克英監督が、14年の映画「超高速!参勤交代」以来のタッグを組む。土橋氏は「ダメ人間だけど陽気で情が深いキャラを面白く演じてくれると思います」。本木監督も「持ち前の万人を陽気にする演技力で、降りかかる苦難を軽快に乗り越えてくれると楽しみにしています」と期待を寄せた。

既に撮影は始まっている。丸山は「本木監督と土橋さんという“匠(たくみ)”から役割を持たせていただけてとても光栄ですので、おふたりの安心感のある胸を借りて、シーンを重ねるごとに自信をつかでいきたいです!」とコメント。「辰五郎は、人がみんな持っている弱さや見えっ張りさなど、本来あまり見せたくない部分がむき出しなんです。撮影の瞬間にその場で生まれた感情をそのまま素直に映像に残していきたいです」と意気込んだ。

◆「大江戸グレートジャーニー ~ザ・お伊勢参り~」 土橋氏の小説「駄犬道中おかげ参り」が原作。60年に一度の「おかげ参り」に参加することになった辰五郎は、途中で出会った代参犬(飼い主に代わってお伊勢参りをする犬)の翁丸、奉公先を抜け出してきた三吉、訳あり美女の沙夜と、ひょんなことから家族のふりをすることに。殺し屋の借金取りから追われながら、伊勢神宮を目指す。