昨年大みそかに放送された「第70回NHK紅白歌合戦」の歌手別視聴率が6日、分かった。関東地区では大トリを飾った嵐が40・8%を獲得しトップ。限界突破宣言で注目を集める氷川きよし(42)が40・4%で2位につけた。3位は多様性のメッセージを込めたステージを披露した紅組トリのMISIA(41)で、40・1%だった。瞬間最高は結果発表前の午後11時41分で、42・3%だった。

今年いっぱいで活動を休止する大トリの嵐が、40・8%で歌手別視聴率でトップに立った。SNS開始やアジア周遊など昨年の活動を振り返るVTRの後、メンバーが並んでトークを始めると、視聴率は歌唱前の午後11時33分に40%台に突入。デビュー曲「A・RA・SHI」の後、勢いを維持したまま最新曲「Turning Up」を歌唱中、40・8%に達した。

2位の氷川は紅白の着物で「大丈夫」を一節歌った後、ラメのロック調衣装に早着替えして「限界突破×サバイバー」を熱唱。歌唱開始時の38・1%から数字を上げ、頭を振り乱してヘッドバンギングを決めた午後11時18分に40・4%を記録した。「きよし君にさよならして、私らしく」と宣言するなど、新しい魅力を放つ氷川の注目ぶりが数字に表れた結果となった。

瞬間最高は結果発表前に流れた登場歌手のダイジェストVTRのシーンで、午後11時41分に42・3%を記録した。

<歌手別視聴率ベスト10>

1位 嵐 40.8%

2位 氷川きよし 40.4%

3位 MISIA 40.1%

4位 RADWIMPS 39.4%

5位 ビートたけし 39.2%

6位 星野源 39.1%

7位 石川さゆり 38.9%

7位 松任谷由実 38.9%

9位 Perfume 38.8%

10位 松田聖子 38.7%