タカラジェンヌを育成する宝塚音楽学校の卒業公演「第106期生 文化祭」(21~23日)のリハーサルが20日、兵庫・宝塚バウホールで行われた。

文化祭は日本舞踊と歌唱、演劇、ダンスの3部構成で、本科生39人が、宝塚音楽学校の2年間で学んだ集大成を披露するもの。

1部は日本舞踊「清く正しく美しく」からスタート。宝塚歌劇で使用された主題歌のメドレーも歌い、予科107期生もコーラスで出演した。

演劇はA、B組に分かれて上演する。新作ミュージカルのオーディションに、全米各地から集まった役者の卵たちが、その課題であるシェークスピアの「マクベス」に挑むことになるというストーリー。この日のリハーサルではA組パターンが上演され、近藤ななさん、平野花奈さんの男役2人が主要キャストを演じた。

3部のダンスコンサートでは、ジャズダンス、バレエ、タップダンスに挑戦。フィナーレのジャズダンスでは、ダンスの合間に、代表で平野さんが客席に向かって「努力を続けてまいります」と、あいさつした。

本科生39人は3月2日に卒業し、令和初の新入団生となり、宝塚歌劇団へ。月組公演「WELCOME TO TAKARAZUKA-雪と月と花と-」「ピガール狂騒曲」(4月24~6月1日、宝塚大劇場)で初舞台を踏む。