元プロ野球選手清原和博氏(52)が7日深夜、とんねるず石橋貴明(58)がパーソナリティーを務めるフジテレビ系「石橋、薪を焚べる」(火曜深夜0時25分)にゲスト出演した。先月15日に4年の執行猶予(覚せい剤取締法違反)期間が満了して以降、初の地上波番組出演を果たした。

石橋が「闘いはここから」と言うと、清原氏は「こうしてチャンスをいただける。4年前は、この世に出てきてはいけないと自分を完全否定していた。前向きになれたのは息子と会えたから」と、14年の離婚後に会えなくなっていた2人の息子との再会を再起の原動力にしていることを明かした。

現在、高3と中3の2人の息子と、昨年の3月に対面できた。清原氏は「弁護士を通じて写真をもらうだけだったんですけど、突如として会えることになった。なぜかというと息子(次男が)バッティングに悩んでいて、誰かに(アドバイスを)聞きたいと言っていたと。息子なりに母親に遠慮していたみたいだけど、長男が僕の名前を出してくれた」と振り返った。

息子との再会が決まってから、昨年の3月5日に母親が亡くなった。清原氏は「母の置きみやげだったのかな。それから2週間後に会えた。高3の長男は、もう僕より大きいんです」。石橋が「中3の次男は、同時期の清原よりセンスがあるって聞いている」と言うと、清原氏は「今がいちばん伸びる時期なのに自粛になってしまった。だから僕も(教えるために)Aロッドの打ち方とか勉強している」と話した。

プロ野球について、清原氏は「いちばん注目しているのは(広島の)鈴木誠也。構えもいいし、タイミングの取り方、バットの軌道がいい。ハートも負けず嫌い」。石橋は自身の母校を挙げて「帝京に高校時代はやられたらしい。帝京嫌いらしい」と苦笑いした。

清原氏は「彼のスイングが理想的。自分と同じ誕生日で8月18日なんです」。石橋が「長嶋茂雄さんとアントニオ猪木さんが同じ(2月20日)。ユーミン(松任谷由実)と宇多田ヒカルちゃんも同じだし(1月19日)」と話すと、清原氏は「吉川晃司さんと中居正広君も、僕と同じ」。石橋は「そういう星があるんだ。ちゃんと生まれてくるんだね」とスーパースターたちの誕生日に驚いていた。

来週14日にも出演する。