年内での解散を発表しているE-girlsが28日、配信で「SPECIAL LIVE&TALK SHOW」を行い、デビュー記念日の12月28日に有料配信ライブ「LIVE×ONLINE」で最後の公演を行うと発表した。

約9年間の活動は、思い入れのあるライブで終止符を打つ。

昨年12月、20年いっぱいでの解散を発表。2月から“ラストツアー”を開幕したが、コロナ禍で残りの10公演が中止に。予期せぬラストイヤーとなったが、メンバー間で協議をして年内での活動終了を決めた。

ボーカル鷲尾伶菜(26)は「解散すると決めた時に、相当な決意があった。中途半端に延ばすのではなく、みんなの意志を尊重させてもらうことになりました」。リーダー佐藤晴美(25)は「もちろんファンの皆さんと直接会えない悔しさはあります」としながら、「E-girlsに魂を注いできたからこそ、今までの頑張りは未来につながると思うし、ファンの皆さんとの絆は切れるものではないと思う。いつか皆さんと会えた時に、変わらない関係でいられるよう、画面の向こう側に届くようなパフォーマンスをしたい」。

同日には、ラストアルバム「E-girls」の発売も決定。新曲の「eleven」は「<歌詞>もう君と踊ることはなくても 歌うことはなくても 少し遠くから見守ってるよ」など、各メンバーによる“メンバーへのメッセージ”を歌詞にまとめ、ライブ前の円陣での掛け声も入れた。佐藤は「9年間の最後を良いものにしたい。悔いなく終わりたい」と話した。【大友陽平】