30代独身女性との不倫が報じられた元衆院議員の宮崎謙介氏(39)が、29日のTBS系「サンデージャポン」(日曜午前9時54分)に妻で元衆院議員の金子恵美氏(42)と生出演し「妻と家族を大きく傷つけてしまった」と頭を下げ謝罪した。

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金子氏は、なぜ宮崎氏を許すのか。「サンジャポ」で、テリー伊藤から「3、4度目の不倫があったら」と聞かれると「許す力」に書いた「許せることと許せないことの線引き」を引き合いに「私の中の価値観で許せないことではなかったから許せた」と説明した。

金子氏は同書で、不倫は社会問題ではなく夫婦間で解決する問題なので許せるが暴力、モラハラ、誹謗(ひぼう)中傷は許せないこととした。その上で、筋が通るか否かを線引きとするなど23ページにわたり価値観をつづった。また一番嫌なのは隠し事ともつづったが、宮崎氏はデーブ・スペクターから、ホテルで男女関係に至ってないと取材に対して語ったことの真偽を聞かれ「マッサージを受けた、ということは…」と口ごもり、明言を避けた。

コロナ禍による緊急事態宣言下の今春、金子氏にインタビューした。不倫を許せた理由を聞くと「皆さんに見えていない部分の私への愛情、根底の、ささげてくれたことが大きい」とした。幸せについて聞くと「平穏で平和な日常。人に優しくなれ、思いやり、心が安定すること」と語った。

離婚はしないと今回も許した金子氏だが「サンジャポ」では「反省して欲しい。態度は、しっかり見届けないといけない。線引きの中で許せないことがあったら、その時、考える」と注文を付けた。【村上幸将】