米歌手レディー・ガガ(34)の愛犬3匹を散歩させていた散歩代行業の男性が24日夜、ハリウッドで何者かに銃で撃たれて2匹が盗まれる事件が起きた。

米ABCによると、ガガの自宅近くで3匹のフレンチブルドッグと散歩していたドッグウオーカーが撃たれ、1匹は驚いて逃げ出したものの犯人は残る2匹を車に乗せて連れ去ったという。男性は病院に運ばれたが命に別状はなく、逃げた1匹は駆けつけた警察官によって無事に保護された。

警察は被害者の身元や愛犬の飼い主については発表していないが、複数のメディアがガガの愛犬であることを確認。ガガの犬だと知っていて身代金目的で誘拐したのかどうかは明らかになっていない。ABCテレビによると、フレンチブルドッグは人気の犬種で高値で取引されていることから、転売目的だった可能性もあると伝えている。

ガガの関係者がバラエティー誌に明かしたところによると、ガガは盗まれた2匹の愛犬の名前を用いたメールアドレスを使い、2匹を無事に返却してくれれば50万ドルを支払うと用意があると語っているという。犬が無事に戻ってくれさえすれば経緯についても一切質問もしないと犯人に呼びかけている。ガガは現在、新作映画「グッチ」の撮影のためにイタリアに滞在中で、家族の知人が愛犬の散歩を任されていたようだ。ガガはとても動揺していると関係者は話しており、父も犯人の逮捕に協力して欲しいと呼びかけている。現在、警察が捜査中だが犯人の逮捕には至っていない。

ガガはアジア、コージ、グスタフの3匹のフレンチブルドッグを飼っており、SNSにも頻繁に登場している。中でもブリンドルのアジアはガガと一緒に雑誌の表紙を飾ったり、米ブランド、コーチのイメージドッグに選ばれるなどモデルとしても活躍していた。ガガの代理人は盗まれたのはコージとグスタフで、アジアは無事あることを認めている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)