テレビ東京系人気アニメ「ポケットモンスター」(金曜午後6時55分)が来年1月13日から放送するシリーズで主人公のサトシとピカチュウによる物語を最終章とし、同4月から新たな主人公による新シリーズを放送することがわかった。16日の放送で明かされた。

アニメは1997年4月から放送され、7シリーズに渡ってサトシとピカチュウを主人公として放送してきた。11月11日の放送回ではサトシがポケモンバトル最強を決める「ポケモンワールドチャンピオンシップ」で優勝。25年の時を経て世界王者に輝いていた。

テレビ東京はアニメホームページにも発表文を掲載「1997年4月、サトシとピカチュウはマサラタウンを飛び出し、たくさんのポケモン、たくさんの人々と出会い、仲間をふやして次の町へ……と、旅を続けてきました。今日まで、サトシとピカチュウの冒険と成長を見届けることができたのは、これまで応援してくださった皆様の存在があってのことです。誠にありがとうございます」とした。続けて「2023年1月から3月まで、サトシが目指し続けてきた、『ポケモンマスター』とは何なのか…優勝したサトシとピカチュウが一つの答えを見つける物語、「ポケットモンスター めざせポケモンマスター」を放送します。ふたりの冒険を、引き続き皆様と一緒に応援していきたいと思います」とつづった。

2023年4月からの放送にも触れ「そして、2023年4月、リコとロイ、2人の新たな主人公を迎えた新シリーズが始まります。テレビアニメ『ポケットモンスター』のカメラは、2人の冒険を追っていくことになります。新シリーズにぜひご期待ください」と発表した。

そして「最後に、今回の発表をいつ、どのような形でお伝えするべきか、番組としても非常に苦慮しましたが、サトシとゴウの物語におけるひとつのゴールを見届けていただいた上でお伝えしたいと思い、本日の発表となりました。番組スタッフ一同、皆様に夢と冒険にあふれるポケットモンスターの物語をお楽しみいただけるよう取り組んでまいります。テレビアニメ『ポケットモンスター』の今後の展開に、ぜひご期待ください。2022年12月16日 テレビアニメ『ポケットモンスター』」と結んだ。

発表によると、23年1月からは全11話にわたって、ポケモンマスターの夢にむかっていくサトシとピカチュウの最後の物語が描かれるという。放送ではかつて共に旅をしたカスミとタケシのほか、サトシが各地方で強い絆を結びゲットしたポケモンたちも登場するという。

同4月からの新シリーズでは、少女リコと少年ロイの2人が主人公となり、その姿も発表に。11月18日発売のゲーム版の新作「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」に登場したニャオハ、ホゲータ、クワッスの3匹をはじめとするポケモンたちと新たな冒険を繰り広げていくという。

この日のアニメ放送では「サトシとゴウ!あらたなる旅立ち!!」と題して放送。サトシとゴウが初めて出会った時に現れていた伝説のポケモン、ルギアが再び姿をみせ、2人が戦いに挑んだ。戦いを終えた2人は終盤でそれぞれの道へと別れ、新たな旅立ちを暗示する終わり方となっていた。現在放送しているアニメはシリーズ7作目。これまで登場した全地方が舞台で、ダブル主人公となったサトシとゴウが相棒のピカチュウたちと各地を冒険するストーリーだった。