宮澤佐江(33)が16日、東京建物Brillia HALLで行われたミュージカル「スクールオブロック」(17日初日、同所ほか)プレスコールで、人気声優の梶裕貴(37)の右ほおにキスをするシーンを、さわやかに演じた。
「スクールオブロック」は、2003年(平15)の米コメディー映画「スクール・オブ・ロック」(リチャード・リンクレイター監督)を、15年に英国の作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバー(75)がプロデュース・音楽を務め、ブロードウェイでミュージカル化。売れない落ちこぼれ熱血バンドマンでロッカーのデューイ・フィンが、バンドバトルでの優勝を目指していた中、自らのバンドを追われ、居候させてもらっていた親友ネッド・シュニーブリーになりすまし、名門進学校の臨時教師として、生徒たちにバンドを組ませる物語。
デューイ・フィンを西川貴教(52)と柿澤勇人(35)、ネッド・シュニーブリーを太田基裕(36)と梶、ネッドの恋人パティ・ディ・マルコを、はいだしょうこ(44)と宮澤が、それぞれダブルキャストで演じる。この日のプレスコールで演じられた1シーンで、外に出かけようとしたパティを演じた宮澤が、ソファに座ったネッド演じる梶の、ほおにキスをする場面があった。
梶は19年にミュージカルに初挑戦した「イノサンmusicale」以来、2度目のミュージカルへの出演となる。「自分にとって2度目のミュージカル。こういう雰囲気、テイストの作品は初めて。楽しい作品に関われて、うれしく思います。キャストの皆さんは、キャラクターと同じように個性豊か。ぜひ、何度も繰り返し、遊びに来て欲しい」と呼びかけた。
宮澤は「初日を迎えられることが、うれしくて、すごく楽しみ。主人公デューイの熱いハート、諦めない心、そして自分らしく生きることは、子どもたちだけでなく大人の皆さまの背中も押してくれる作品になっていると思う。ぜひ一緒に、ロックに行きましょう!」と笑みを浮かべた。
翻訳・演出の鴻上尚史氏(65)は、今回の日本初演について「ようやく、ここまできた。6月1日から2カ月半ほど長い旅を続け、この最高のミュージカルを日本で初演できる日が来た。とても、とても良くできた作品」と感慨深げに語った。日本版のこだわりについては「すごい偉そうに言いますが、やっぱり、日本人にとっては、ブロードウェーで見るよりも、日本人の心に響く作品にしたいと思っていて。僕ら(日本人)は簡単にハグしたりチューするのに抵抗がある民族。日本で、日本語で、日本人キャストでやるわけですから、もちろん大本はありますが日本人の心の琴線に触れるような、より心が動く作品を作った」などと評した。
鴻上氏は、宮澤にキスされるシーンを演じた梶について「梶さんは時々、不用意に良い声が出てきて、僕らはドキッとしてしまう」と評した。宮澤については「佐江ちゃんは、言ってしまうと、とても若さを持って強くネッドに接する」と役どころと兼ね合わせて語った。



