英国のヘンリー王子(39)とメーガン妃(42)夫妻が、今年のクリスマスを英王室のチャールズ国王とともに過ごすことを望んでいると英テレグラフ紙が報じた。

英王室メンバーは毎年クリスマスに、ノーフォーク州にある私邸サンドリンガム・ハウスに集まってクリスマスを一緒に過ごすのが習わしで、今年も国王夫妻が昨年に続きクリスマス祝いを主催することになっている。

ヘンリー王子とメーガン妃夫妻は、王室を離脱する前年の19年からこのクリスマスの集いには参加していないが、今年は招待があれば「喜んで応じるだろう」と同紙は関係者の話を伝えている。メーガン妃は王子と婚約した17年に初めて王室メンバーとクリスマスを祝い、異例の出来事だと報じられた。翌年は夫婦として出席したが、その年を最後にサンドリンガム・ハウスには顔を出していない。現時点で招待状は受け取っていないものの、夫妻は今年のクリスマスの予定を決めておらず、誘いを断る可能性は非常に低いと関係者は話している。

王子夫妻は先日、チャールズ国王の75歳の誕生日を祝うため電話をかけ、半年ぶりに会話したと報じられている。会話は「友好的で心のこもったものだった」といい、アーチー王子(4)とリリベット王女(2)が祖父のために「ハッピバースデー」を歌うビデオも国王に送ったと伝えられている。昨年末にネットフリックスで配信されたドキュメンタリー番組や今年1月に出版された回顧録などが原因で家族間の亀裂は深刻化しているが、王子からの電話が疎遠だった親子関係を修復するきっかけになるとの見方も出ている。

王室からクリスマスの招待に関して正式な発表はまだないが、夫妻が招待状を受け取れば、和解に向けて大きく前進することになりそうだ。また、実現すれば、2人の子どもたちにとっても初めて王室メンバーと過ごすクリスマスとなる。

一方、今夏に英国滞在中の拠点だったウィンザー城の敷地内にある邸宅フロッグモア・コテージを明け渡した王子夫妻にとって、英国滞在中に警護が付く安全な滞在先がなくなり、今後は警護のある場所に滞在するには国王やバッキンガム宮殿からの正式な招待が必要になると、王子夫妻の関係者は語っている。家族で帰国するとなれば、警護が付くことは絶対条件となり、その意味でもクリスマスの招待を受けることを待ち望んでいるようだ。

夫妻は今夏に国王から避暑先のスコットランドにあるバルモラル城に招待されたものの断ったと伝えられており、14日に行われた国王の誕生日を祝うパーティーには招待されなかった。今年のクリスマスは、招待を受けて家族とともに過ごすことができるのか、注目が集まっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)