現役高校生シンガー・ソングライターのtuki.が11日、東京・日本武道館で初の単独公演「NIPPON BUDOKAN ~承認欲求爆発~」を開催した。素顔は非公開、歌声以外の情報はベールに包まれてきたtuki.が、有観客パフォーマンスを行うのはこの日が初めて。争奪戦となったチケットは8503枚が完売した。ライブ終盤には「ソロJ-POPアーティストによる初の一般公開・有観客公演で販売されたチケットの最多枚数」としてギネス世界記録に認定されたことが発表され、記念すべき日に華を添えた。

幻想的な空間の中で広がるtuki.の生歌に、会場中が心を震わせた。開演とともにステージを覆う幕が降り、制服姿でグランドピアノを弾き語るtuki.が姿を現した。TBS系「キャスター」の主題歌となった「騙シ愛」や「ひゅるりらぱっぱ」など多彩な代表曲が次々と披露され、初めて届く生の歌声に涙する観客も続出した。

tuki.は観客に向け、「もし今なにかに迷ってる人がいたら、今日この景色をほんの少し思い出してもらえるとうれしいです」と語りかけ、大ヒット曲「晩餐歌」を熱唱。全21曲を通して音楽への決意とファンとの再会の約束を残し、ステージを後にした。直後に同公演がギネス世界記録に認定されたことが発表され、会場は歓喜と祝福の声に包まれた。

tuki.は、13歳でTikTokに弾き語り動画の投稿を始め、徐々に注目を集めると、15歳で父親に出世払いを約束してリリースした「晩餐歌」が瞬く間に各チャートを席巻。ソロアーティストとしては史上最年少でストリーミング1億回再生を突破した。24年には「第66回輝く!日本レコード大賞」特別賞を受賞し、「第75回NHK紅白歌合戦」に初出場した。リリース楽曲のストリーミング総再生回数は10億回を超え、世界中のオーディエンスをその歌声と楽曲で魅了。彗星(すいせい)のごとく現れ、その活躍は日増しにまばゆさを増している。

今ライブの追加公演となる東阪3公演を3月に実施後、4月からは台北など3都市をまわるアジアツアーが予定されている。