落語家立川志の八(51)が23日、東京・日本橋の三越劇場で「立川志の八東海道五十三次“完歩” 記念落語会 志の八の覚悟2026」を開いた。

2022年(令4)からちょんまげを結って活動している志の八は、「立川志の八の東海道中膝瓜毛~丁髷(ちょんまげ)と落語で歩く東海道五十三次」と題して、昨年10月1日午前4時に東京・日本橋をスタート。東海道五十三次の全ての旧宿場町で落語会を開きながら、手甲脚半にわらじで歩いて11月5日に京都・三条大橋にゴールインした。

志の八は「あの志の八が日本橋に帰って参りました。ちょんまげにしてもバズらないので、自分で歩いて行こうと思いました。今だから言いますが、10月1日の午前4時にスタートした時は三笠宮家の彬子女王も来てくれました。それよりも早く起きていたSPに『なんてことしてくれるんだ』という目で見られました」と明かした。

道中の映像を振り返って見ながらトーク。ゲストにポカスカジャンのタマ伸也(57)が登場して、テーマ曲の「東海道中膝瓜毛」を<歌詞>どうせ吹くなら江戸の風 と一緒に熱唱。道中、差し入れにも訪れたタマは「Xを見ているとストーカーになったような気がしました(笑い)。志の八は僕のYouTubeに出てくれたり、故郷の青森に来てくれたりしています。彼は25周年ですが、僕は30周年です」と話して、憧れの師匠に入門した弟子の心境を歌う「東京タワー」を披露した。

そして、志の八の師匠の立川志の輔(72)の出番。おはやしに乗って高座に登場しながら座布団を通り過ぎて「今の気持ちは、めんどくせーな(笑い)。長い落語家人生は、死ぬまで落語家。古典落語を覚えてやって、他に何をやるかだけど、う~ん、普通はちょんまげじゃないと思う」と、爆笑を誘ってから「猫の皿」を演じた。

休憩後に黒紋付きはかまで登場した志の八は大ネタの「三井の大黒」を披露。1時間近い熱演で大きな拍手を浴びた。そして、志の輔を再び呼んで「弟子入りから25年周年。いろいろな人に助けられて東海道五十三次を完歩できました.次は『五街道プロジェクト』」と中山道、甲州街道、日光街道、奥州街道の全宿場町を落語会で制覇する計画を発表した。「五街道を制覇したら、国技館で断髪式を行いますので、その時も師匠、よろしくお願いします。言っちゃった」と笑った。

志の輔は「なにやってるんだか(笑い)。あったかいお客さまを、彼が25年かかって獲得した。それにしても、今日は3時間15分。私も落語家になって43年、ライブが長すぎると言われ続けてきたけど、見事に彼は公演時間で抜いた。ただ、ひと言、言っておく。長けりゃいいってもんじゃない」。さらに下に着込んだ、この日のオリジナルTシャツ姿を披露。「楽屋に置いてあるってことは、着て出て来いってことだろう。(自分の師匠の)談志にやったら、生きて行けないですよ」と笑った。