俳優佐々木蔵之介(58)が5日、都内で、主演する映画「幕末ヒポクラテスたち」(5月8日公開、緒方明監督)歓声披露舞台あいさつに、内藤剛志(70)らと出席した。
同作は、旧来の漢方医と西洋医学を学んだ蘭方医が混在した幕末を舞台に、村医者である蘭方医・大倉太吉の奮闘を描く時代劇。京都の医大生たちの青春と葛藤を描いた故大森一樹監督生前最後の企画となった80年公開映画「ヒポクラテスたち」の元祖を描いてる。
「ヒポクラテスたち」にも出演している内藤との共演は数知れず。だが、内藤は佐々木を「こいつは京都捨てた男」と笑いつつ、かみついた。佐々木は「やめてください!」としつつも、「こうやって現場を盛り上げてくださる」とし、「現場では『うるさいわ!』となるけど、ないとさみしくなる」と吐露した。
その後、ギャップをテーマにしたトークでは佐々木が「台本、紙か、データか」と書くと、内藤は「俺は紙。紙じゃなと覚えられない」とし、「データで送られてくるとやる気が起きずに削除してしまう」と明かした。
だが佐々木は「最近データ派になった」とし、データの良さを力説。これに内藤は「絶交じゃ!」とキレて、会場を笑わせた。
終始、関西弁が飛び交うお笑いライブのような舞台あいさつとなったが、最後に内藤は「45年前に撮って、その意思を継いで撮った作品で、両監督には共通点がある」とした。それは「一番大事なことを大きな声で言わないこと」とし、「大森さんの意思を継いで、緒方監督は全く同じように撮っていると感じた」と説明。「説明的でないところが言いたいところ」と役者らしく締めた。
佐々木は「大森監督が亡くなって、その意思を諸先輩、監督、若い世代がバトンを受け取りつなぐことができたと思っている」と胸を張った。



