サッカー日本代表として3大会連続でW杯出場した本田圭佑(40)が15日、NHK総合で生中継した日本のW杯(ワールドカップ)北中米大会1次リーグ初戦オランダ戦で現地解説を務めた。前回の22年カタール大会ではABEMAで解説を務め、現役選手の目線から歯に衣(きぬ)着せずに語る、新境地の解説で“本田節”という1ジャンルを築いた。4年ぶりのW杯で舞台を公共放送に移しても、変わらない奔放ぶりで全国を沸かせた。
本田は大会前、NHKのインタビューに「基本的に何でも言っちゃうんで。結構、言ったらあかんこと多かったような気が」と答えていた。ABEMAでは相手キーマンを「ウザい」と評する、斬新な解説が新鮮味を持って受け止められたが、公共放送でどうなるか…。本田自身も懸念をのぞかせたが、解説席に座ると“そんなの関係ない状態”だった。
今回も、自らがピッチ上で周囲に指示を出すかのように「ここ(オランダDFダンフリース)が、めっちゃ緩い」「11番(同FWガクポ)が、めっちゃウザいですよ」「相手はガクポ! 1にガクポ、2にガクポ、3にガクポ!」などと言い放った。実況の小宮山晃義アナから「4は?」とツッコまれる場面もあった。
NHKは5月の会見で「『解説者』という肩書ではなく『本田圭佑』というところで期待させていただいております。今も現役選手でもありますし、解説者だけではない魅力、言葉を発信していただこうと思っています」と起用の意図を説明。その言葉通り、試合後には「本田語録」を設け、コンテンツ化。オランダでプレーした本田が「オランダは、とにかくトイレの便器の高さもデカい」と語った面白発言も紹介した。
SNSなどでは後半44分の日本代表の得点直前のCK時に「いや、そろそろ、いける気がする。流れいいよ」と話すなど“予言”したことも注目を浴びている。今後もチュニジア戦(日本時間21日)は日本戦スペシャルアンバサダーとして日本テレビ系、スウェーデン戦(同26日)はNHK総合で解説。決勝トーナメント進出後もNHKで“本田節”が日本代表を盛り上げる。
◆22年カタール大会の本田語録 日本の1次リーグ初戦ドイツ戦で解説者としてABEMAで本格デビュー。年下の選手も「三笘さん」など、さん付けで呼んで話題を呼んだ。「7分!?」と追加タイムの長さに驚いたり、「オフサイドでしょ」と審判の判定に疑問を呈したり、自然体な解説が共感を呼んだ。やっかいな選手を「うざい」、雑なプレーを「ざつい」、難しいことを「むずい」など、独特な言葉遣いも目立った。実況アナが「久保」と言うべきところを「本田」と伝えてしまうと「僕、出た方がいいっすか?」とボケる場面もあった。一方でシステム変更を“予言”するなど、戦術面での読みの鋭さにも定評があった。



