元プロ野球の中日ドラゴンズ投手で、タレントとしても活躍した板東英二さんが7月22日、慢性心不全のため、亡くなった。28日、公式サイトで発表された。86歳だった。

板東さんは近年、表舞台から遠ざかっていた。20年1月、親交のあった元中日監督の高木守道さんの急死に激しくショックを受けていた。

板東さんは俳優、バラエティーで活躍し、吉本興業にも所属。19年には、吉本興業を離れ、旧知のスタッフが運営する事務所で再始動。大阪、愛知でラジオ番組のレギュラーを持っていたが、20年7月下旬、大阪市内の自宅近くで転倒し、頭部を強打して入院。同26日放送分のMBSラジオ番組を休み、以後、同番組担当者も、復帰メドが立っていない現状を明かしていた。

その後、親しい関係者の間では「見舞いにも行けない。入院先も教えてくれない」と不安そうに話す者もいた。

20年春以降は、愛知でのラジオ番組も終わり、同年夏の転倒事故の影響で、MBSラジオの番組も終了。ラジオを含めてレギュラー番組はなくなっていた。同年秋頃以降、大阪府内の自宅からは転居し、親族が暮らす関東方面へ拠点を移していたという。関係者によると、一方では、仕事再開への意欲は持ち続けていたという。

◆板東英二(ばんどう・えいじ)1940年(昭15)4月5日、旧満州生まれ。徳島商時代、夏の甲子園準優勝。59年に中日入団。投手として活躍し、69年引退。通算435試合、77勝65敗、防御率2・89。球宴3度出場。引退後は野球評論家として活躍。球界の内幕を描いた著書「プロ野球 知らなきゃ損する」も話題に。89年には映画「あ・うん」で日刊スポーツ映画大賞助演男優賞を受賞するなど俳優業でも受賞多数。他にも司会業などマルチタレントとして活躍した。

【全文】元中日投手板東英二さん86歳で死去 慢性心不全、引退後はタレント 公式サイトで発表

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