元テレビ朝日社員の玉川徹氏は5日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。高市早苗首相が示した飲食料品を来年4月から2年間に限り、現在の8%から1%に消費税を引き下げる基本方針案に反対の立場を示し、この日スタジオ生出演した自民党の河野太郎元外相に、今年2月の衆院選の段階で消費税減税の議論に抵抗しなかったとして、責任があるのでは、とただす場面があった。
玉川氏は「僕は、たとえば、河野さんや石破(茂)さんが言っている、財政規律は大事だよというふうな話が、(有権者に)通じなくなっていることがいちばん怖い」と主張。「いわゆるポピュリズムなんですけど、たとえばエリートや国のベスト・アンド・ブライテストのような人たちが、このままこれを続けると後々、悪い、こういうことが起きますよ、と話しても多くの人が聴かないんですよね。目先で、減税はいいねというだけなんですよ」と私見を示し、「これを、どうやって政治として説得していきますか」と問うた。
河野氏は「英国では『トラスショック』が起きて、大変だ、ということで反動が起きたが、経済に相当のダメージを与えるので、そうならないようにやらないといけない」と応じ、「私たちは、説明をし続けていくしかない。ショックが起きて、これはダメなんだということになる前にご理解をいただいて、そうならないようにしようという経済運営ができるようにしていかないといけない」と応じた。
「玉川さんのおっしゃるように、通用しないじゃないか、と言われるかも知れないが、やっぱり我々は政治が説明し続けていくしかないのかなと思います」とも口にした河野氏に、玉川氏は「届いていないでしょうね」と辛口で応じた。
さらに、「高市政権で、選挙の時に、ああいうふうに(消費税減税を)掲げたことで、あれだけの支持を受けてしまうわけですから。ぼくは、今後どうしますか、という話を聴こうと思ったんですが、あの時に、やっぱり(消費減税をめぐる内容を公約に記したことに)抵抗できなかった河野さんたちの力不足は大きいのではないか。そこには責任があるんじゃないですかね」と、消費減税が公約に入る流れを止められなかったことへの責任を指摘した。
番組MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一がさらに「やっぱり、あの時は、抵抗できなかったですか」と問うたが、河野氏は「抵抗も何も、いきなり解散総選挙になってしまいましたから」と、高市首相が唐突な形で衆院解散に踏み切ったことに触れ、「今回のようにこうやって、じっくり議論する時間は、なかったというのが現実だと思います」と、淡々と応じた。



