元衆院議員で実業家の杉村太蔵氏が12日、コメンテーターを務めるテレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時40分)に出演。時の首相が官僚人事に影響力を持つことについて私見を述べた。

国民会議の実務者会議に事務方として出席していた“エース官僚”一松旬主計局次長が、財務相を離れて東京税関長となったと報じられた人事について特集。番組では、岸田政権で総理秘書官も務めた同氏を「10年に一度の大物財務官僚と呼ぶ声もあった」「将来の次官候補」と紹介しつつ、強い財政再建論者で政治家にも直言する一松氏の異動について「人事で総理に手を突っ込まれているのではないか」とする財務相関係者の声を伝えた。

積極財政を掲げる高市政権との摩擦が指摘される中、杉村氏は首相が官僚人事に影響力を持つことについて「アメリカなんかは、大統領が変わると官僚も各省庁も局長級クラスがガラッと変わるって話は聞きますけど」とコメント。その上で「難しいんですよね。選挙で選ばれたと。政権公約を掲げて、この方針で勝ったと。公約を達成するために内閣としてはその方針でやると。それに対して役人、官僚の方が『それはおかしい』と。それは全然問題ないんですけども。ある程度直言しても、それでもやっぱり総理が最終的に決断したものに対して従わないというのは、ちょっと民主主義の根底をね。なかなか難しくなっちゃいますので」と言葉を選びつつ語った。

また「よく永田町で国会議員になられた元官僚の方々は、皆さんおっしゃるのは官僚には限界があると。だから議員になるんだという方は多いですけどね」と語り、「非常に難しいです。結果的に森友のように政権の意向だけとなっても機能不全してしまいますし。非常にバランスの難しい問題だなと思いますね」と述べた。