俳優坂口健太郎(35)が19日、東京・亀戸天神社で、主演映画「私はあなたを知らない、」(中野量太監督、28日公開)の公開直前大ヒット祈願イベントに登壇した。

愛する人をあやめてしまった孤独な青年・西山夕平(坂口)と、夕平に母を殺された東浜朝子(早瀬憩)が、13年の時を経て対峙(たいじ)するヒューマンサスペンス。中野監督が10年ぶりにオリジナル脚本を手がけた。

劇中には時間経過を示すモチーフとして東京スカイツリーが登場する。夕平の元恋人で朝子の母、紗月(堀田真由)と2人のシーンが多く「すごい暑い、今ぐらいの時期に撮った。紗月と一緒のシーンはとっても幸せなシーンもあれば切ないシーンもある。毎回、今どのくらいの関係性なんだろうというのは考えていたかも」と振り返った。

夕平の選択に「肯定はできないけど、どこか共感はしてあげたいなと思っていた」という。「やったことがない感情だったり、感じたことがない感情をつくっていく作業を毎日やった。だから新しい自分を発見もした」。中野監督の「今まで見たことがない坂口健太郎が見たい」という細かなリクエストに応えきった。

スカイツリーを臨める同所で、絵馬には「たくさんの、皆さんなりの『私はあなたを知らない、』感想を聞かせてほしい」と記した。「スタッフの方たちと話しても、そんな捉え方があるんだという意外な感想が多くてすごくおもしろい。それを知っていくと、僕もこの映画を何度も何度も知れる」と話し、公開後の反響を楽しみにした。

早瀬憩(19)、堀田真由(28)、中野監督(53)も出席した。