2025年大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」の像に傷をつけたとして、大阪府警天満署は19日、器物損壊の疑いで大阪府寝屋川市の男性団体職員（45）を書類送検した。署によると、男性は「終電を逃し、酔っぱらっていたことも相まって、イライラを発散させた」と容疑を認めている。

書類送検容疑は3月13日午前0時20分ごろ、大阪市役所前に設置された像を、近くにあった鉄製の立て看板で複数回殴り傷つけた疑い。署は起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。

署が防犯カメラの映像を確認するなどして捜査していたところ、男性が同25日に弁護士と署に出頭した。

大阪府と大阪市でつくる万博推進局によると、像は土台を含めた高さが2・5メートルで、幅4メートル、重さ約1・1トン。万博の機運醸成のため昨年12月から市役所の正面玄関前に設置されている。（共同）