神戸開港150年を記念した和菓子イベント「WAGASHI de KOBE」が26日、神戸港中突堤中央ターミナルの「サロン・ド・エルミタージュ」で開催され、神戸港をテーマにした「神戸らしい和菓子」などが発表された。会場ではオリーブオイルを使った和菓子の展示試食も開催。オリーブオイルの原料となるオリーブの樹木が初めて日本に持ち込まれたのは神戸港とされ、市内の湊川神社には現存する日本最古のオリーブの木が残ることから、J-オイルミルズなどが協賛して行われた。「オリーブ酒まんじゅう」など兵庫県内の菓子店などが創作した「オリジナルコラボ和菓子」が人気で、主催した神戸市生菓子協会の青山登会長は「オリーブオイルは素材本来のおいしさを引き立てる。予想以上に和菓子に合います」とPRした。

 会場では他に神戸港や四季を表現した和菓子、工芸菓子の展示やミニコンサート、ワンコインお菓子教室やお茶会なども行われた。早駒運輸が和菓子と抹茶付きの遊覧船ファンタジー号の乗船券を特別発売するなど多彩な企画で盛り上げた。洋菓子のイメージの定着する街で、和菓子が存在感を示していた。