自民党の石破茂・前地方創生相は24日、都議選の応援でJR池袋駅前で街頭演説し、都議選について「正直申し上げて、4年前のような追い風は吹いていない。自民党にとっては厳しい選挙なのかもしれない」と述べた。

 「国政でいろんなことがあって、都議会の候補者にも大変な負担をかけている」とも言及。加計学園問題での安倍政権の説明姿勢や、豊田真由子衆院議員の暴言問題などが念頭にあるとみられる。

 石破氏はその上で、党が2009年衆院選で敗れ、12年12月まで野党に転落していたことを引き合いに、「自民党は、あの野党の時の気持ちを思い出し、口先ではなく、親切で正直で、誠実で丁寧な政党として、もう1度皆様の信頼を取り戻していかなければならない」と自戒を込めた。