東京都の小池百合子知事は21日、日本橋(東京都中央区)周辺の首都高速道路の地下移設に向け、国や首都高速道路会社と具体策の協議を進める考えを示した。

 移設費用は数千億円とも見込まれるが「都の重要な地域なので、何らかの関わりが生じるものと考えている」と応分の負担をする考えを示した。首都高が日本橋上空を覆っている現状について「歴史や文化を無視し、利便性のみを追求してきたこれまでのインフラのあしきモデルだ」と批判した。10~20年の期間を要する事業だとし、20年東京五輪には間に合わない。