神戸市議会の自民党会派の調査に対し、政活費の不正を「全て認める」と回答した元神戸市議の橋本健氏(37)。6日午後に神戸市議会代表者会議で、橋本氏が所属していた自民党市議団が不正受給を報告したが、橋本氏の姿はなかった。

 8月23日に「週刊新潮」が報じた政務活動費を巡る疑惑への否定会見以降、公の場には姿を見せていない。この日の代表者会議終了後、自民党会派の安達和彦団長と北川道夫議長が会見し、4日に聞き取り調査した際の橋本氏の様子を明かした。

 安達氏は約45分間、面談した。「かなりやせていた。憔悴(しょうすい)していた」と明かした。疑惑を認める途中には「感情の高ぶる場面もあった」という。今井議員との不倫交際報道について本人が話すことはなかったという。

 北川氏は自民党の調査後に約1時間、橋本氏から聞き取り調査した。「かなり疲れていて、元気がなかった」と話した。