年末の風物詩「現代用語の基礎知識選 2018ユーキャン新語・流行語大賞」が3日、都内で発表され、サッカー日本代表FW大迫勇也(28=ブレーメン)が、6月のワールドカップ(W杯)ロシア大会1次リーグ・コロンビア戦で決勝弾を決めた際、インターネット上を中心に過熱気味に使用された「(大迫)半端ないって」が選ばれた。ただ、受賞者辞退の扱いとなった。

「(大迫)半端ないって」は、大迫が鹿児島城西高時代に全国高校サッカー選手権準々決勝で破った滝川二高の主将が、試合後のロッカールームで大迫について話した時の表現。悔し泣きしながらも、大迫の秀でた技術力とパフォーマンスを的確に表現したワードが、大迫のW杯のすばらしいゴールをきっかけに再びピックアップされ、メディアもこぞって使用した。

総評でも「『大迫半端ないって』は散り散りになっていた日本サポーターを再び結集させた言葉だったのだ」と評価した。

司会は「半端は中途半端ということですが、受賞者は半端なことはせず辞退されました」と紹介した。【村上幸将】