47都道府県の魅力度を探る「都道府県魅力度ランキング」で6年連続最下位の茨城県が、18年4月に魅力度向上のために部局を横断して立ち上げた「営業戦略部」の部長が、酒に酔った上で自らのフェイスブックに「水戸はダメだな。死ね!」と書き込んでいたことが分かり11日、大井川和彦知事が同部長を厳重注意処分とした。

今回、問題を起こした営業戦略部の堀江英夫部長は、大井川知事が自ら立ち上げに動いた営業戦略部を任された立場だった。同部の担当者は、堀江部長が5日に都内で友人と酒を飲み、夜に水戸市内に戻った頃、「水戸はダメだな。死ね!」と自身のフェイスブックに書き込んだことを認め「酔っていたので、時間的なところはハッキリしていません」などと説明した。フェイスブックは、堀江部長と関係がある友人しか見られない設定だったが、同部長の知人から投稿について指摘があったという。

茨城県の魅力回復のために情報発信、観光振興などに取り組む部署を束ねる“宣伝隊長”ともいえる立場の堀江部長の、不用意な行動に茨城県も戸惑いを隠せない。村上仰志総務部長は「一般に公開されていない個人の、仲間内の発言とはいえ、立場を考えれば軽率と言わざるを得ない。県民の信頼を失ったのは残念。信頼回復に務めて参ります」と謝罪した。