宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日午後、小惑星りゅうぐうへの衝突実験で、探査機はやぶさ2から分離したカメラがデジタル撮影した高解像度の画像を発表した。

前回公表のアナログ画像よりもくっきりと見える。「(目標地点に)数メートル以内の精度で極めて正確に作動できたと確信している」(吉川真ミッションマネジャー)。18日ごろにりゅうぐう上空20キロの位置に戻る予定。24日には高度1・7キロまで降下し、人工クレーターを映像で確認する。7月までには人工クレーターに着陸し、内部物質を採取する「令和」初ミッションに挑む。