香川県は10日、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した立正大淞南高(島根・松江市)サッカー部と練習試合を行った県立高4校の生徒142人と教員ら13人を自宅待機とし、PCR検査を実施すると発表した。

4校は志度、高松商、高松東、坂出商。志度が生徒25人と教員ら3人、高松商が32人と2人、高松東が37人と5人、坂出商が48人と3人。4校の生徒142人は、マネジャーを含むサッカー部員で、教員ら13人には外部指導者も含まれている。香川県教育委員会事務局保健体育課は、すべての参加者が現在は自宅待機となっているが、PCR検査の実施については「お答えできません」と説明した。また、「保健所からはサッカー部関係者以外は、現時点ではPCR検査はない」とした。

志度は4~7日に香川県内、高松商は5日に同県内、高松東は4日に同県内で練習試合を行った。坂出商は2日に松江市の立正大淞南で、6、7日は香川県内で試合を実施。試合は4校とも1試合30分間で、1~3試合を行った。また、5日夜には立正大淞南の監督と県立高の教員(監督)2人が会食。校名について、同課は「お答えしておりません」とした。

練習試合では各校が新型コロナウイルス感染予防の対策をとっていたという。同課によると「お弁当の場所を離したり、会話を減らすようにしていた」という。

立正大淞南は4日間、マイクロバスによる日帰りで参加したとしたが、その他の移動については「調査中で、保護者の送迎もある」とした。