NHK党の立花孝志党首が16日夜、生放送で出演していたニュース番組「報道ステーション」(テレビ朝日系)を“途中退席”となる一幕があった。
各党党首が出演して安全保障問題を巡って討論中だったが、立花氏が議題から外れた持論を展開したために司会の大越健介キャスターが発言を遮る形で打ち切り、その後の立花氏の出演場面はなかった。
立花氏は番組側から「テーマから逸脱した発言は控えてほしい」などとする文書を事前に受け取っていたことを説明。抗議する意図があったとみられる。
番組内での立花氏と大越キャスターの主なやりとりは次の通り。
大越 NHK党の立花党首さんに聞きましょう。
立花 はい、テレビをご覧のみなさん。テレビは核兵器に勝る武器です。テレビは国民を洗脳する装置です。テレビは国民が知るべき真実を隠しています。本日お昼過ぎ、テレビ朝日のプロデューサーの方からお手紙をちょうだいしました。そのお手紙にはテーマから逸脱する発言は控えていただくようお願いいたします。
大越 はい。
立花 万が一そのような発言があった場合はしかるべく対応をさせていただく…
大越 その通りですね。
立花 …場合もあるとご承知おきください。
大越 はい。立花さん今の発言は討論のテーマにそったものとはおっしゃる通り認められません。
立花 これについてレン…を差し上げたところスタジオから追い出されますと…
大越 発言を止めてください。
立花 …言われましたので、追い出される前にみずから…ますので…
大越 いや発言を止めていただきましょう。
立花 ユーチューブでわたしの発言をさせていただきます…。
大越 趣旨にのっとった発言をしてください。
立花 はい、あのー政治家の発言をテレビ局の方が事前に…
大越 今は、日本の安全保障の話をしています。
立花 …するなというような介入はやはり…
大越 申し訳ありません。その発言は認められませんのでここで打ち切らせていただきます。
立花 …恐怖を感じます。はい、ありがとうございま…
大越 議論を戻しましょう。松井さん。