米短文投稿サイトX(旧ツイッター)オーナーのイーロン・マスク氏が、利用者が他のアカウントをブロックする機能を廃止する考えを明らかにしたことを受けて、河野太郎デジタル相の反応に関心が集まっている。河野氏は国会答弁で「誹謗(ひぼう)中傷するような人は、遠慮なくブロックさせていただいている」と明言。SNS上では「ブロック太郎」などと指摘されることもあるためだ。

マスク氏は、ダイレクトメッセージ(DM)はブロック機能の対象とし、特定のアカウントの投稿を自分の端末で見られないようにする「ミュート」機能は維持する考えも表明。マスク氏のコメントが最終的なXの方針なのかどうかは不明だが、今後、河野氏がこれまでのようなブロック対応ができなくなる可能性が出ている。

SNS上には「ブロック機能廃止されたら河野太郎大変だな」「いちばん困るのは河野太郎だよね」などのコメントが出ている。

河野氏の公式Xは19日午後4時現在、今回の件について反応していない。河野氏は8月17日から20日まで、G20デジタル経済大臣会合でインドを訪問中。Xには、会談の様子や夕食会のカレーの写真などを投稿している。