宮崎地検は27日、「スーパークレイジー君」として知られる宮崎市議の西本誠容疑者(37)を30代女性に対する不同意性交等致傷の罪で起訴した。起訴状は、西本被告は9月3日午前4時ごろ、腕を引っ張るなどして女性を宮崎市内のホテルに連れ込み、性的暴行を加えるなどしたほか、女性が逃げた時に階段から転落したことによって、けがを負わせたとしている。

この日、接見した加藤博太郎弁護士は、西本被告が一連の行為についてはおおむね認めているとしたが、弁護人としてはより刑の軽い不同意わいせつ罪の適用などを求めていきたい考えを示した。加藤弁護士は「ベッドに押し倒したが、性行為は行っておらず、着衣も脱がせてない。ケガは階段で転んだもの。この罪では重すぎるのではないか」と主張している。

西本被告の様子については「言葉が出ないような状況。服役する覚悟もある様子だった」などと説明。市民に対しては「大変申し訳なく思っています」と述べていたとし、進退については「外に出た時に自分の口で説明したい」と話していたという。この日は妻も接見し、2人で泣いていたという。