自民党の菅義偉前首相は30日に放送されたニッポン放送「渡辺美樹 5年後の夢を語ろう!」(土曜午後4時20分)で、党の派閥パーティーをめぐる政治資金問題を受けてあり方が問われている派閥について、持論を述べた。

元参院議員でワタミ会長兼社長の渡辺氏に「自民党はどう信頼回復していくべきか」と問われた菅氏は「今は捜査中ですが、これだけ世の中をお騒がせしていることを心からおわびを申し上げたい」とした上で「これは単に派閥の問題だけでなく、党全体としての問題と受け止めて、信頼回復につなげていくことが必要だ」と述べた。

現在は無派閥だが、当選回数が少ないころは派閥に入っていたとした上で「派閥というのは本来、会長を総理大臣にしたり政策(の提言)をはじめ、そうしたことに集中するのが基本と思うが、今は政策というよりもポストとかそうしたことに執着するようになり、本来の趣旨から外れてきている」と指摘。「私も総理の時、派閥をつくれと言われたが、つくるべきではないと思った」と振り返った。

菅氏はまた「党は今、派閥を前提にしての運営とか(組閣などで)どこの派閥から何人とか、そういうポストの割り振りにもなっている。まさに、全体を見て運営していくことであれば派閥がなくても(党運営は)できると思う」と、述べた。