高市早苗経済安全保障相は1日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、ウエディングドレスなどブライダルデザインの第一人者として知られる桂由美(かつら・ゆみ、本名結城由美=ゆうき・ゆみ)さんが4月26日に94歳で亡くなったことを受けて、追悼のコメントを投稿した。

高市氏は、自身の結婚式で、桂さんデザインのウェディングドレスを着たことを明かし、桂さん独特の「由美ライン」と呼ばれたドレスを着るために、式の前に「努力」したこともつづった。

高市氏は「桂由美先生の御逝去を悼みます。偉大なご功績に敬意を表し、深い感謝の気持ちとともに、ご冥福をお祈り申し上げています」と投稿。「私は結婚が43歳と遅かった上、主人は再婚でしたから『披露宴はしなくてもいいだろう』と言ったのですが、『私は初婚やで。どうしても一生に一度はウェディングドレスを着てみたい!』と押し切って結婚披露宴を断行。そんな中、主人と親しかった桂由美先生から「私にウェディングドレスを作らせて」という夢のようなお話が…」と、経緯を説明する投稿をした。

その上で「『由美ライン』を台無しにしないよう披露宴前日まで腹筋運動に励みましたが、改めて写真を見ると腕もウエストも太過ぎて、桂由美先生には申し訳ない限りでした」とも、ポスト。スレンダーなラインの桂さんのドレスを着るための努力を、直前まで続けたことも明かした。

結婚式での縁から、桂さんが自身の国政報告会にも駆け付けるなどの親交があったことも明かし「数々の困難を乗り越えて日本にドレス文化を普及させ、世界的に活躍する女性として、後に続く多くの女性達の道を拓いて下さった桂由美先生。有難うございました!」と謝意もつづった。

高市氏の夫は元自民党衆院議員の山本拓氏。山本氏の横でドレス姿でおどけたような表情をした、自身の結婚式時の写真も投稿した。