4月28日に投開票された衆院東京15区補選に出馬し、落選した作家の乙武洋匡氏(48)が5日に放送されたフジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)に出演し、8年前に報じられた自らの女性問題が、選挙戦で「蒸し返し」されたことに言及した。

乙武氏は2016年7月の参院選に自民党から出馬予定だったが、「週刊新潮」に女性問題を報じられ出馬断念に追い込まれた。先月8日に行った出馬表明会見では、過去に女性問題を報じられたことについてあらためて謝罪する反面、一部で「5股」と報じられたことを「5人同時ではない」などと否定。「もちろん私自身は反省をしないといけないがないが、そのことで再チャレンジが許されず、2度と表舞台に出るなという社会は…」と嘆きのような言葉も口にしていた。

乙武氏は番組で、自身を応援した東京都の小池百合子知事にも学歴詐称疑惑が再燃したことを問われると「小池さんだけでなく私自身もそうですけど、知名度のある人間が選挙に出ようとすると(そうなる)。小池さんも選挙のたびに(学歴詐称疑惑を)出される。僕も8年前のことを今回、いまさら、バーッといわれた」と、振り返った。乙武氏は2022年参院選にも出馬したが「不思議なのは、2年前の選挙の時はほとんど言われなかったのが、今回は言われたというのは、あー、そうなるんだー…と、勉強になった」と口にした。