北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記が、金日成(キム・イルソン)政治大学を訪れ、討論授業を参観し「思想武装」を強調した。朝鮮中央大学が25日に公開したもので、映像には、韓国南東部の慶尚南道「泗川(サチョン)市」の地図がモニターに映っていた。韓国の聯合ニュースTVはこの泗川市の映像に注目し「北韓(北朝鮮)が『K-宇宙ベルト』を標的にしているのではないか」と指摘した。
泗川市は、韓国航空宇宙産業をはじめ、韓国のK-防衛産業企業や研究機関が集まっている。また空軍訓練飛行場と泗川飛行場も位置している。戦争時には、後方基地として航空戦力が集結する場所でもある。
朝鮮中央通信は「北韓の金正恩総書記が金日成政治大学を訪れ、戦闘状況を仮定した討論授業を参観した」と報じ、泗川市の写真を掲載したもの。聯合ニュースTVは「専門家は、北韓が後方基地であり、K-宇宙ベルトとしての役割を果たしている地域を標的に教育していることを示唆したものだと分析した」と報じた。
同TVは「戦時状況に合った教育に思想取り締まりまで強調し、内部結束を引き出そうとした」とも報じ「金委員長は設立80周年を迎えた金日成政治大学を訪れ“思想武装が軍事技術より先”とも言及した。また軍人や武器、思想を武装力の3大要素として言及した」とも伝えた。
これらは「ウクライナ戦線のような実際の戦時状況でも緩みを防ぐために、北韓が思想武装や政治事業を強調しているのではないかとする分析」と締めた。

