小野田紀美経済安全保障担当相は28日の定例会見で、高市早苗首相の台湾有事をめぐる発言に反発している中国に対し、「依存しすぎるということは、サプライチェーン(供給網)リスクだけでなく、さまざまな、観光に対してもリスクではある」と発言したことについて、あらためて説明した。
会見ではフリー記者から「(高市首相の)中国に関する存立危機事態発言で、小野田大臣は『すぐに経済的威圧をしてくる国に対するリスク』について触れられましたが、これ、火に油を注ぐ問題発言とは思われないんでしょうか。日中関係をさらに悪化させるとは考えなかったのでしょうか」と質問。小野田大臣は、眉間にしわを寄せながら考える表情を見せると「サプライチェーンリスクに対してしっかり対応する、というのは、政府として今までもやってきたことですし、当然のことなんです。以上です」と、きっぱり返答した。
同じ記者からは「このタイミングで、高市総理の『存立危機事態があり得る』発言で、日中関係が悪化している時に、その発言は不適切とはお考えにならないんでしょうか」とも聞かれたが、小野田大臣は「思っていません」と即答。さらに「高市さんの発言は非はないというお考えで?」との問いには「特にコメントはございません」と応じた。
小野田大臣は18日の定例会見で、一般紙記者から、中国政府が留学生や観光客への訪日自粛を呼びかけているとして、約2・2兆円ほどの損害が出るとの一部データが提示された上で、外国人規制担当としての所感を聞かれ返答。「観光は国交省だとは思うんですけれども、なので所管外のことは言わないようにしますが」と前置きした上で「いずれにしても、何か気に入らないことがあったらすぐに経済的威圧をしてくるところに対して、依存しすぎるということは、サプライチェーン(供給網)リスクだけでなく、さまざまな、観光に対してもリスクではあるので、リスクの低減をそれぞれ、常日ごろみんなが考えながら、経済を回して行けたらいいなと、個人的には考えています」と持論を述べていた。

