立憲民主党の安住淳幹事長は19日、新党「中道改革連合」結党で合意した公明党の西田実仁幹事長とともに、新党の綱領について国会内で発表会見を行った際、高市早苗首相が衆院選の公約に食料品の消費税率を時限的にゼロにする内容を入れることを検討していると報じられていることを念頭に、痛烈に皮肉った。

「皮肉をまじえて言うと、(『中道』のことを)気にしてくれていたな、と思います」と述べた。

「中道」は16日の新党名発表会見の際、立民の野田佳彦代表が「生活者ファーストの視点で現実的な政策を打ち出す」と強調し、基本政策に「消費税減税」を入れる方針を明言し、「赤字国債を発行しない形での財源を提示する」と述べていた。その後、高市首相の「消費税率減税方針」が報じられた経緯がある。

安住氏は、消費税率減税について問われ、「財源をどうするか、がなく、ただ下げるというのはポピュリズムになるので、資産運用をどうするか相当やった。その中で、気になっているのは、(政府の)予算の、例えば補正の時点でも今年に限っていっても7兆円を浮かせて寝かせているだけ。こうしたものを集めれば、かなり大きなお金になる。この運用で生み出されるお金で、食料品の減税はアタックできるのではないかと思った」と主張。「無責任な増税や選挙目当てのそういうことではなく、いま、インフレに困っている人たちの決め手になるのではないかと思って(消費税率減税)提案をさせていただく」と述べた。

一方、高市首相がかつての反応について、「失礼ですが(高市首相は)総裁選では、願望的なことを、食料品(の消費税率)ゼロと言ったのに、総理におなりになってからは、難しい、できない、と国会ではっきり答弁している。我々の会見を見てから、また消費税減税2年限定って言うのは、これはやっぱりブレているわけです。蛇行しているというか、一国の総理としてどうかと思います」と、高市首相は持論を貫けていないとの認識を示した。そう、バッサリ切り捨てた上で、「まあ、皮肉をまじえて言うと、(中道を)気にしてくれていたな、と思います」と、述べた。