不屈のアルペンスキーヤー湯浅直樹(36=株式会社ヤマヲ所属)が、2022年冬季北京オリンピック(五輪)に向けて始動した。
06年トリノ・オリンピックで7位入賞、11年ドイツ・ガルミッシュ世界選手権でも6位入賞を果たした。オリンピックと世界選手権ともに入賞した日本アルペン選手は、猪谷千春と湯浅の2人だけ。長年ヒザ故障に悩まされながら、17年の全日本選手権で優勝。2大会連続3度目のオリンピック(平昌)出場の切符を手にした。
平昌オリンピック後、「現役を続けたいが、続けられる状態ではなかった」と振り返る。満身創痍(そうい)の湯浅をサポートする企業は少なかった。しかし、何げなく撮影に応じた1枚の写真がきっかけで、新たなスポンサーを得た。詳細は次回以降に紹介する。
今年、「TEAM湯浅直樹 NO1プロジェクト」を立ち上げ、3段階の目標を示した。第1ステップ=全日本選手権で優勝、ワールドカップ出場権を得て世界ランキング60位以内に入る。第2ステップ=ワールドカップ転戦の中で結果を残し、第1シードを取る。第3ステップ=北京オリンピックでメダルを取る。
13日、湯浅は北海道合宿に旅立った。「北京で結果を残したとしても、競技人生を終える覚悟はある」。38歳まで現役を貫く最後のチャレンジが始まった。

