日本高野連は24日、大阪市内で理事会を開き、宝馨会長(69)が辞任したことを発表した。同会長から同日付で「一身上の都合」を理由とした辞任届の提出があり、受理した。外部から今月、同会長に関して審議委員会で審議すべき内容の情報が届いた。同会長に事実関係を確認した上で、同連盟は厳重注意措置を言い渡した。同連盟によると、任期途中での会長辞任は過去にもあるが、不祥事による交代は初めて。同高野連担当者は詳しい事実関係は伏せ「学生野球憲章の理念と基本原則に抵触する内容だった」と説明した。

宝氏は京大大学院工学研究科の元教授で水文学、防災技術政策などが専門。日本高野連会長のかたわらで国立防災科学技術研究所(茨城・つくば市)の理事長を務める。現役時は投手や捕手。京大でプレーし、81~82年、13~14年の2度、京大野球部監督も務めた。21年12月、八田英二氏に代わり第8代の日本高野連会長に就任し、任期は来年5月までだった。高校野球界の重要な議題となっている7イニング制については、反対派の筆頭に挙げられていた。

後任は北村聡副会長(69)が引き継ぎ、任期は理事改選の来年5月までの予定。北村氏は「会長が任期途中で辞任する運びとなり、組織に身を置いてきた1人として、このような事態を招いたことは、大変遺憾であると同時に高校野球を支えていただいている全ての皆様方に、ご心配とご迷惑をおかけし、心よりおわび申し上げます」とコメントした。