エフフォーリア、ヴェラアズール、デアリングタクトなど、名だたるG1馬に出資してきたKAZFORIA氏が、出資馬を選択する上での着眼点を解説します。(毎週火曜日、木曜日更新予定)
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動画で募集馬の気性判断を行う際に最も重視するのが、歩きの際のそぶりとしぐさだ。30秒程度の短い動画では判断がつきにくいので、1分程度の長めの動画があるクラブではそちらを見るのが良いだろう。
「視線」「首の動き」「全体的ムード」の3点を重要なポイントとして観察した上で、募集馬の気性3点【気力、気の強さ、賢さ】の良しあしを総合的に判断するようにしている。
まず「視線」では、「ずっとまっすぐ前を向いて歩く」のが気力や賢さを示すプラス要素である。「カメラなどを気にして物見が激しい」「キョロキョロして気が散っている」といった様子は、集中力の欠如に繫がりあまり良くない。
次に「首の動き」では、「首を上げて歩く」「気合の入った感じで首を振る」などが、気力を示すプラス要素である。一方「首を下げて歩く」のは気力の乏しさに繫がるし、「引手の方を向くなど引手に甘える感じの首の動き」は、引手への依存心と気の弱さに繫がるマイナス要素である。
最後に「全体的ムード」では、「キビキビシャキシャキ歩く」「前進気勢を感じ勢いがある」「歩くのが好きそう」などは気力に繫がるので良い。「引手に甘えるそぶりがない」「引手に多少抵抗する」などは気の強さに繫がり、「淡々と歩く」「集中力を感じる」なども賢さに繫がるのでプラス要素である。
他方、「ノロノロ歩く」「速度が遅い」「前の馬に遅れる」「前進気勢が薄い」「歩きに気力を感じず消極的」「引手に引っ張られている」などは気力の乏しさに繫がるので良くない。「歩いている時に鳴く」のは他馬への依存心と気の弱さに繫がるし、「馬っ気を出す」のは集中力の欠如に繫がる。「引手への抵抗が激しすぎてまともに歩けない」のも賢さ不足に繫がるマイナス要素である。
ただ、動画では動いている馬を見て瞬時に判断しなければならないため、判断が微妙かつ困難な場合も多い。また、プラス要素全てを見たす募集馬は数少なく、長所短所両方ある馬が大半である。
そこで上記いずれかのマイナス要素の度合いが大きい、いくつものマイナス要素に該当する、レースで勝つための気性3点のどれかに問題がありそうなどと、自分なりに判断した馬は様子を見るようにしている。
2022年度キャロットクラブ募集馬では、ギーニョ21は物見や引手への依存がなく、集中した感じで歩けているので、気性を良く感じた。可能な方はご覧いただきたい。また、ドゥラメンテも歩きのそぶりに良さを感じた1頭だった。




