本橋孝太騎手(33)騎乗の6番人気カイル(牡、小久保)が羽田盃6着から巻き返し、重賞初制覇を東京ダービーで飾った。勝ち時計は2分7秒1。

羽田盃馬ミヤギザオウがゲート内で転倒して馬体に故障を起こし、競走除外となるアクシデント。発走が遅れる中、カイルは逃げる1番人気シャルフジンをマークする形で2番手につけた。勝負どころの3~4コーナーで鞍上の手綱が動いたが、直線では残り300メートル付近で先頭に立ち、持続力の長い脚で押し切った。

本橋騎手は「今日は僕というより、馬の調子がすごくよかった。厩舎の仕上げのすごさだと思う」と振り返った。

12番人気クライオジェニックが2馬身差の2着に追い込んで大波乱となり、2番人気リコーヴィクターが3着に入った。

馬連(9)(13)5万4830円、馬単(9)(13)8万5140円、3連複(3)(9)(13)6万2600円、3連単(9)(13)(3)56万4970円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)